もう一ヶ月前のことですが
今年も秋の益子陶器市に出店しました。
去年の秋から出店しているので今回で3回目。
今年は100回目の開催ということでした。
今回は11月に展示会がたくさんあったため、
試作品や廃番品、
使用に差し支えない程度のちいさなキズやムラ、歪みの大きいもののみの出店でした。
試作品は定番化する前にいろいろ作ってみるのですが
その工程でできる珍品です。
世の中に1.2点しかないものばかりです 笑
廃番品は型のマイナーチェンジ等で仕様が変わる前の旧タイプです。
展示会やお店の常設でいまは販売していないものです。
そしていちばん多いのがいわゆるB品です。
うちだとだいたい10点作ったら6点はA品、3点がB品、1点は廃棄になってしまいます。
(アイテムによって多少変わります)
家や工房で使うものは基本的にはB品です。
最近は展示会が増え、用意しなければならない点数も増えました。
作る総数をこれ以上増やすのは難しいので、B品をどれだけ減らせるかが課題です。
窯をゆっくり冷ますようにしたり、
作った器を急乾燥させないなど、陶芸業界では当たり前のことですが
慌ただしい日々のなか、いつのまにか疎かになっていたことが原因で
作っても作ってもロスが増えるという悪循環に陥っていました。
それに気付いたのがこの秋で、その後はB品がすこし減らせるようになりました。
まだまだ課題は多いですが、当たり前のことが疎かになっていないか、
たまに振り返らないといけませんね。。。
そんな気付きのあった秋でした。